熱火子に払う(読み)アツビコニハラウ

デジタル大辞泉 「熱火子に払う」の意味・読み・例文・類語

熱火あつびはら

火に焼かれそうなときは、最愛のわが子の方へ火を払ってでも逃れようとする。危急の際には極端な利己心が現れるたとえ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熱火子に払う」の意味・読み・例文・類語

あつび【熱火】 子(こ)に=払(はら)う[=かく]

火に焼かれるときは炎を最愛のわが子の方にさえ払って熱さを逃れる。危急の場合には極端な利己心が現われることをいうたとえ。
※俳諧・犬筑波集(1532頃)冬「あつ火をばげに子にかくる火榻哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android