精選版 日本国語大辞典 「熱・余熱」の意味・読み・例文・類語
ほとぼり【熱・余熱】
〘名〙
① さめきらないで残っている熱。余熱。ほとおり。
※恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉二四「余熱(ホトボリ)の残った灰を」
※塩原多助一代記(1885)〈三遊亭円朝〉一〇「人間と云ふものは少し熱気(ホトボリ)が脱(ぬけ)ると苦しい事は忘れてしまふものだから」
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八下「ほとほりをぬく内むすめかかり人」
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