熨斗紙(読み)ノシガミ

デジタル大辞泉 「熨斗紙」の意味・読み・例文・類語

のし‐がみ【熨斗紙】

熨斗水引みずひきを印刷した紙。贈答品の上にかけたり包んだりするのに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「熨斗紙」の意味・読み・例文・類語

のし‐がみ【熨斗紙】

〘名〙 熨斗・水引を印刷した紙。贈答品を包んだり、その上にかけたりする。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉九月暦「神酒二壺に別々に熨斗紙(ノシガミ)を挿し」

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世界大百科事典(旧版)内の熨斗紙の言及

【アワビ(鮑)】より

…アワビは海産の食物として代表的であり,また常時準備しておくことが可能なものだったからであろう。このことから他の人への贈物としてもアワビは貴重であり,品物に添えて形ばかりでもこれを供したのが,現今の熨斗紙の起りである。また,各地にアワビを祭る神社のあることが知られているが,南方熊楠は,アワビが一枚貝で内面の真珠質の部分に光線のぐあいで神仏の像に似た模様が浮き出るのを神秘と見た結果ではないかと論じた。…

※「熨斗紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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