熟所・熟処(読み)じゅくしょ

精選版 日本国語大辞典 「熟所・熟処」の意味・読み・例文・類語

じゅく‐しょ【熟所・熟処】

〘名〙
① よくなれたところ。住みなれた場所
※米沢本沙石集(1283)八「熟所(シュクショ)を捨ててなましからしめ、生処を習ひて熟せしめよ」
学芸武術などの奥深い肝要なところ。奥義(おうぎ)
※寛永刊本江湖集鈔(1633)一「此僧いまだ十分の熟処に至らずして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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