熊羆(読み)ゆうひ

精選版 日本国語大辞典 「熊羆」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ひ【熊羆】

〘名〙
① 熊(くま)と羆(ひぐま)
経国集(827)一三・奉和太上天皇青山歌〈良岑安世〉「孔雀鳳凰翔其頂、熊羆犀象棲其陰」 〔書経禹貢
② 転じて、勇気あるもののたとえ。
扶桑集(995‐999頃)七・哭児通朗〈都良香〉「駑駘晩路夢熊羆、三十年来一鼻児」 〔書経‐康王之誥〕

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デジタル大辞泉 「熊羆」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ひ【×羆】

くまひぐま。勇ましい者のたとえにいう。

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普及版 字通 「熊羆」の読み・字形・画数・意味

【熊羆】ゆうひ

勇猛なるもの。〔書、康王之誥〕昔君・武、~用(もつ)て天下に昭し、則ち亦た熊羆の士、心を二にせざるの臣り、王家保乂(ほがい)せり。

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