煮込(読み)にこむ

精選版 日本国語大辞典 「煮込」の意味・読み・例文・類語

に‐こ・む【煮込】

〘他マ五(四)〙
① 種々の材料を混ぜていっしょに煮る。〔和英語林集成初版)(1867)〕
② 長い時間煮る。よく煮る。
最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎二九「臓腑肝、膀胱、或は舌筋等を〈略〉片臠となして田楽のごとく貫串し醤油味噌を混じたる汁にて煮込みし者なり」

に‐こみ【煮込】

〘名〙 (「にごみ」とも) 材料が浸るくらいの煮汁で長時間弱火で煮ること。いとこ煮野菜の煮込み、おでんシチューなど。〔大坂繁花風土記(1814)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android