煮沸(読み)しゃふつ

精選版 日本国語大辞典 「煮沸」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐ふつ【煮沸】

〘名〙 水、また器物などを入れた水などを火にかけて沸騰させること。煮えたぎらせること。しょふつ。
和漢三才図会(1712)八七「石榴〈略〉取裂者米泔煑沸煠過数枚逐枚排籃中用相挨
※明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎憲法発布日清戦争「人々は煮沸した水より外の飲料を飲むことを禁ぜられ」 〔物理小識〕

しょ‐ふつ【煮沸】

〘名〙 (「しょ」は「煮」の正音、「しゃ」は慣用音) =しゃふつ(煮沸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「煮沸」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐ふつ【煮沸】

[名](スル)水などを火にかけて煮立たせること。「消毒のために煮沸する」
[類語]沸き立つ沸き返る沸き上がる煮立つ煮え立つ煮え返る煮え繰り返る煮えたぎる沸騰沸くたぎる沸かす蒸発揮発蒸留

しょ‐ふつ【煮沸】

[名](スル)しゃふつ(煮沸)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android