煮奴(読み)にやっこ

精選版 日本国語大辞典 「煮奴」の意味・読み・例文・類語

に‐やっこ【煮奴】

〘名〙
① 大きく賽(さい)の目に切った豆腐醤油鰹節などで煮たもの。煮奴豆腐。
※雑俳・柳多留‐六(1771)「煮やっこで堂をほめほめのんで居る」
咄本・噺の魁二編(1844頃)跡へのこす一首うた「豆腐を角に切〈略〉江戸にては是を煮たるを、にやっこといふ」

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デジタル大辞泉 「煮奴」の意味・読み・例文・類語

に‐やっこ【煮奴】

大きめのさいの目に切った豆腐を醤油味のだし汁で煮たもの。煮奴豆腐。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「煮奴」の解説

にやっこ【煮奴】

だし汁・しょうゆ・酒・みりんなどを合わせて煮立て、豆腐を入れて静かに煮た料理かつお節・ねぎ・しょうがなどを添えて食べる。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

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