煎豆・炒豆(読み)いりまめ

精選版 日本国語大辞典 「煎豆・炒豆」の意味・読み・例文・類語

いり‐まめ【煎豆・炒豆】

〘名〙
① 煎った大豆節分豆まきにも用いる。
堤中納言(11C中‐13C頃)よしなしごと「これら侍らずは、やもめのわたりのいりまめなどやうのもの給はせよ」
② 大豆を煎って、砂糖をまぶしたもの。三月節供の雛(ひな)などにも供える。まめいり。
※雑俳・柳多留‐一九(1784)「いり豆に花がきんりへちそう也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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