焼芋屋(読み)やきいもや

精選版 日本国語大辞典 「焼芋屋」の意味・読み・例文・類語

やきいも‐や【焼芋屋】

〘名〙 焼芋を作って商う店。また、その人。《季・冬》
※雑俳・塵手水(1822)「でっちから口明けをする焼いも屋」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の焼芋屋の言及

【焼芋】より

…関東では1735年(享保20)に青木昆陽が実験的な栽培を始め,以後半世紀ほどの間に関東一円に普及した。まだ砂糖が高価な時代であったから,サツマイモは都市民にとっては救荒食品ではなく,菓子がわりの甘味品としておおいに愛好され,その需要にこたえて焼芋屋が続出した。幕末期の江戸では,《嬉遊笑覧》が〈焼芋売る処,何れの町にても二,三ヶ所あらぬ処はなし〉と記しており,京坂でも事情は同じであった。…

※「焼芋屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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