然有ままには(読み)さるままには

精選版 日本国語大辞典 「然有ままには」の意味・読み・例文・類語

さる【然有】 ままには

(接続詞的に用いる) そういう状態にあっては。そうあるにつけては。それにつけては。
平家(13C前)六「彼の朝綱相公の、子息澄明に後れて書きたりけん筆のあと、今こそおぼしめし知られけれ。さるままには、彼の一乗妙典の御読誦もおこたらせ給はず、三密行法の御薫修(ごくんじゅ)もつもらせ給けり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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