然るを(読み)シカルヲ

デジタル大辞泉 「然るを」の意味・読み・例文・類語

しかる‐を【然るを/×而るを】

[接]それなのに。ところが。
親父すねをかじって…。―生意気に絹の衣服きものを被たり」〈逍遥当世書生気質

さる‐を【然るを】

[接]《動詞「さ(然)り」の連体形接続助詞「を」から》前に述べた事柄を受けて、それと相反する説明を加える場合に用いる。ところが。そうではあるが。
「いとかしこく思ひかはして、異心ことごころなかりけり。―いかなる事かありけむ」〈伊勢・二一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android