然るべし(読み)サルベシ

デジタル大辞泉 「然るべし」の意味・読み・例文・類語

さる◦べし【然るべし】

[連語]《動詞「さり」の連体形+推量の助動詞「べし」》
ふさわしい。相応である。
「―◦べき折もなくて、思ひありくほどに」〈落窪・一〉
そうなるのが当然である。そうなる運命である。
「―◦べき契りにやありけん」〈宇治拾遺・三〉
りっぱである。れっきとしている。
「―◦べき人は、とうより御心魂の猛く、御守りこはきなめり」〈大鏡・道長上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android