然あらば(読み)さあらば

精選版 日本国語大辞典 「然あらば」の意味・読み・例文・類語

さ【然】 あらば

すでに存する事態を承認し、引き続いて生ずる事態を述べるための表現。それならば。そういうことなら。それでは。では。
謡曲吉野静(1423頃)「洛陽西南は、これ分国となるべし、さあらば当山の、衆徒ことごとく参洛し、帰依渇仰のおん袖に、恵みを抱き給ふべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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