焦茶(読み)こげちゃ

精選版 日本国語大辞典 「焦茶」の意味・読み・例文・類語

こげ‐ちゃ【焦茶】

滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)五「いしゃの弟子と見へて、こげちゃのもめんもん付に、くろちりめんのかたのひけたるはをりを」

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色名がわかる辞典 「焦茶」の解説

こげちゃ【焦茶】

色名の一つ。JISの色彩規格では「暗いみの黄赤」としている。一般に、物が焼け焦げたようなみがかった茶色のこと。日本の色名では暗い色の形容に「濃」「深」という字をあてるが、「焦」という表現は珍しい。江戸時代に流行した茶色系統の一種で、黒みの度合いに幅がある。現代でも濃い茶色という意味で広く使われ、チョコレート色やさびなども含んでいることが多い。あらゆる物に用いられるポピュラーな色。

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