焦熱(読み)しょうねつ

精選版 日本国語大辞典 「焦熱」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ねつ セウ‥【焦熱】

〘名〙
① こげるように熱いこと。また、その熱さ。
撰集抄(1250頃)七「なにをもちてか、せうねつの焔をけち、なにによってか、紅蓮の氷をもとかすべき」 〔淮南子‐兵略訓〕
往生要集(984‐985)大文一「第一地獄亦分為八〈略〉六焦熱、七大焦熱、八無間」
平家(13C前)五「焦熱・大焦熱・無間阿毘(むけんあび)のほのをの底の罪人も」

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デジタル大辞泉 「焦熱」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ねつ〔セウ‐〕【焦熱】

焦げつくように熱いこと。また、その熱さ。「焦熱砂漠
焦熱地獄」の略。
[類語]温熱火熱かねつ炎熱熱気温気うんきいきほとほとぼり余熱地熱電熱気化熱融解熱放射熱灼熱しゃくねつ赤熱白熱加熱過熱暖房保温予熱断熱発熱放熱高熱ヒート蒸し蒸しむんむん暑い蒸し暑い暑苦しい暑さ焼け付く蒸すいきれ人いきれ草いきれ猛暑暑気酷暑極暑激暑厳暑炎暑大暑暑熱酷熱熱波向暑残暑極熱むっと蒸れる火照ほて暑中炎天油照り日照り日盛りかんかん照りじっとりじとじとじめつくうだる湿潤多湿

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普及版 字通 「焦熱」の読み・字形・画数・意味

【焦熱】しようねつ

酷熱。

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