焦思(読み)しょうし

精選版 日本国語大辞典 「焦思」の意味・読み・例文・類語

しょう‐し セウ‥【焦思】

〘名〙 いらいらと気をもむこと。あれこれと思いなやむこと。思いわずらうこと。
※漂荒紀事(1848‐50頃)三「皆焦思して製する所なり」 〔史記‐夏本紀〕

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デジタル大辞泉 「焦思」の意味・読み・例文・類語

しょう‐し〔セウ‐〕【焦思】

[名](スル)あせって、心を悩ますこと。焦慮。「遅々たる進歩焦思する」

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普及版 字通 「焦思」の読み・字形・画数・意味

【焦思】しよう(せう)し

心を労する。〔史記、越王句践世家〕に越を赦し、越王句踐、國に反る。乃ち身をしめ思ひを焦がし、膽(きも)を坐に置き、坐臥するにち膽を仰ぎ、飮するときも亦た膽を嘗(な)む。

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