無骨(読み)むこつ

精選版 日本国語大辞典 「無骨」の意味・読み・例文・類語

む‐こつ【無骨】

〘名〙
① 骨のないこと。骨なし。〔礼記深衣
※かた言(1650)三「無骨(ぶこつ)を むこつ」

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デジタル大辞泉 「無骨」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐こつ【無骨/武骨】

[名・形動]《「こち無し」を音読みにした語》
骨ばってごつごつしていること。また、そのさま。「節くれだった―な手」
洗練されていないこと。無作法なこと。また、そのさま。「―な振る舞い」
役に立たないこと。才のないこと。また、そのさま。
「我―なりといへども…君王の死を救ひ」〈曽我・五〉
都合の悪いこと。また、そのさま。
「(御遊ぎょゆうノ興ヲ)さましまゐらせんも―なるべしとて」〈平治・上〉
[派生]ぶこつさ[名]
[類語](2野暮野暮ったい無粋無風流無作法無造作泥臭いむくつけきプリミティブ

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普及版 字通 「無骨」の読み・字形・画数・意味

【無骨】むこつ

軟弱。

字通「無」の項目を見る

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