精選版 日本国語大辞典 「無類」の意味・読み・例文・類語
む‐るい【無類】
〘名〙
① (形動) たぐいのないこと。比べるもののないこと。もっともすぐれていること。また、そのさま。
※玉葉‐治承五年(1181)正月一日「東大寺者、我朝第一之伽藍、異域无類之精舎也」
② 江戸時代の歌舞伎役者の位付(くらいづけ)で、総芸頭(そうげいがしら)に次ぐ位。立役・女形いずれかにおいて、比べるものがないことを示す。
※滑稽本・客者評判記(1811)下「其前年の顔見世大当りにて極上上吉の位を無類と直す」
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