精選版 日本国語大辞典 「無茶苦茶」の意味・読み・例文・類語
むちゃ‐くちゃ【無茶苦茶】
② 乱暴に扱ったり乱雑にしたりすること。また、どうにもならない状態になるさま。
③ 程度が並はずれてはなはだしいこと。また、そのさま。
※十三夜(1895)〈樋口一葉〉上「無茶苦茶(ムチャクチャ)にいぢめ立る訳ではあるまいが」
[2] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 乱れもつれるさま、また、立腹や不快でたえがたいさまを表わす語。むしゃくしゃ。
※浄瑠璃・双蝶蝶曲輪日記(1749)二「何ぞ言交した詞が立たぬとやらいふやうなむちゃくちゃした事があるさうなぢゃ」
② 筋道のたたないさまを表わす語。
※浄瑠璃・染模様妹背門松(1767)下「又われもむちゃくちゃと、山家屋へいくはいやじゃそふなけれど、コリャ義理の有嫁入」
③ 程度のはなはだしいさまを表わす語。
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