無文の冠(読み)むもんのかんむり

精選版 日本国語大辞典 「無文の冠」の意味・読み・例文・類語

むもん【無文】 の 冠(かんむり)

① 平安から室町時代にかけて、殿上人以下の者所用の黒の無文の羅の冠。
西宮記(969頃)一六「五位以上、六位蔵人及新冠著用綾冠、更衣時并暑月、着白下襲、着无文冠 近代五位以上、雖更衣綾」
天皇神事の際に用いる黒の平絹の冠。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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