無手無手(読み)むでむで

精選版 日本国語大辞典 「無手無手」の意味・読み・例文・類語

むで‐むで【無手無手】

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) なすすべもないまま、事の成り行きにまかせるさまを表わす語。おめおめ。むざむざ。
※虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初)「むでむでと太郎くゎじゃが手にかかってしんだと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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