無形文化財保護条約(読み)むけいぶんかざいほごじょうやく

百科事典マイペディア 「無形文化財保護条約」の意味・わかりやすい解説

無形文化財保護条約【むけいぶんかざいほごじょうやく】

2003年ユネスコ総会で採択された国際条約。無形文化とはフォークロア,オーラル・トラディション,民族音楽演劇舞踏などの古典芸能をさしている。世界無形遺産あるいは世界無形文化遺産とも呼ばれる。2006年発効。日本からは,能楽人形浄瑠璃文楽歌舞伎,京都祇園祭の山鉾行事が登録されている。中国からは,昆劇(昆曲)など,韓国からはパンソリなどが登録された。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android