無射(読み)ぶえき

精選版 日本国語大辞典 「無射」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐えき【無射】

〘名〙
中国音楽十二律一つ基音黄鐘(こうしょう)から一一番目の音で、日本十二律の神仙に相当する。〔周礼春官・大司楽〕
② (十二律の無射を九月に当てるところから) 陰暦九月の異称。ぶしゃ。《季・秋》 〔文明本節用集(室町中)〕 〔白虎通五行

ぶ‐しゃ【無射】

〘名〙 =ぶえき(無射)②〔文明本節用集(室町中)〕

む‐えき【無射】

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デジタル大辞泉 「無射」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐えき【無射】

中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘こうしょうより一〇律高い音。日本の十二律の神仙しんせんにあたる。
陰暦9月の異称。

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普及版 字通 「無射」の読み・字形・画数・意味

【無射】ぶえき

十二律の一。

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