無宇宙論(読み)ムウチュウロン

デジタル大辞泉 「無宇宙論」の意味・読み・例文・類語

むうちゅう‐ろん〔ムウチウ‐〕【無宇宙論】

宇宙あるいは世界実在性を認めず、それを神や自我様態または仮象と見なす思想エレア学派スピノザバークリーなどにみられる。無世界論

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「無宇宙論」の意味・読み・例文・類語

むうちゅう‐ろん ムウチウ‥【無宇宙論】

〘名〙 神にだけ実在性を認めて、宇宙および宇宙の諸事物の実在性を否定し、それらを神や自我の一時的、仮象的な現われとする哲学説。ウパニシャッド、禅、またスピノザなどの哲学の類。無世界説。〔哲学字彙(1881)〕

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