無始無終(読み)ムシムシュウ

デジタル大辞泉 「無始無終」の意味・読み・例文・類語

むし‐むしゅう【無始無終】

始めもなく、終わりもないこと。真理または輪廻りんねの無限性をいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「無始無終」の意味・読み・例文・類語

むし‐むじゅう【無始無終】

〘名〙 仏語。始めもなく終わりもないこと。法身常住不変なこと。また、輪廻(りんね)の無限性にいう。
性霊集‐七(835頃)為故藤中納言奉造十七尊像願文「无始无終、坐其極、金幢金杵荘其台」
※一休仮名法語(1481頃)「心は無始無終にして住所なし」

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四字熟語を知る辞典 「無始無終」の解説

無始無終

始めもなく終わりもないこと。

[使用例] しかもその動いてゆく先は、無始無終にわたる「永遠」の不可思議だという気がする[芥川龍之介大川の水|1914]

[解説] 仏教語で、真理またはりんの無限性をいう語。

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