精選版 日本国語大辞典 「無仏世界」の意味・読み・例文・類語
むぶつ‐せかい【無仏世界】
〘名〙
※貞享版沙石集(1283)一「地蔵は〈略〉無仏世界の導師、本師付嘱の薩埵也」 〔除蓋障菩薩所問経‐一二〕
※古本説話集(1130頃か)六五「よしなし、さる無仏世界のやうなる所に、いかじ。ここに居なむと思ふ心つきて」
③ (形動) 思いやりの心がないこと。無慈悲であること。また、そのさまやその人。
※日葡辞書(1603‐04)「Mubutxecaina(ムブツセカイナ) モノ」
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