烏骨鶏(読み)うこっけい

精選版 日本国語大辞典 「烏骨鶏」の意味・読み・例文・類語

うこっ‐けい【烏骨鶏】

〘名〙 ニワトリの一品種東アジア原産多く白色で、レグホンより小さい。毛冠があり、あし羽毛でおおわれる。皮膚から骨までカラスに似た黒紫色なのでこの名がある。愛玩用。日本では古くから飼われた。天然記念物。おこっけい。
和爾雅(1688)六「烏骨鶏(ウコツケイ)

おこっ‐けい ヲコッ‥【烏骨鶏】

〘名〙 鳥「うこっけい(烏骨鶏)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

おこ‐けい ヲコ‥【烏骨鶏】

〘名〙 鳥「うこっけい(烏骨鶏)」の異名。〔大和本草批正(1810頃)〕

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デジタル大辞泉 「烏骨鶏」の意味・読み・例文・類語

うこっ‐けい【×烏骨鶏】

鶏の一品種。小形で、絹糸のような羽毛で覆われ、羽色は白と黒があるが、皮膚・肉・骨は黒紫色。東アジアの原産。天然記念物

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デジタル大辞泉プラス 「烏骨鶏」の解説

烏骨鶏(うこっけい)

鶏の品種のひとつ。東南アジア原産で、江戸時代に中国経由で日本に入ってきた鶏が定着したもの。国の天然記念物で日本農林規格の指定在来種。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「烏骨鶏」の解説

烏骨鶏 (ウコッケイ)

学名Gallus gallus var.domesticus
動物。キジ科のニワトリの一品種

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世界大百科事典(旧版)内の烏骨鶏の言及

【ニワトリ(鶏)】より


[観賞用種]
 雄鶏の時を告げる声を観賞する長鳴鶏としては,東天紅(とうてんこう)(イラスト),声良(こえよし),唐丸(とうまる)など,ひと声を20秒以上も引きのばす品種が作出されている。美しい姿態を楽しむ品種としては小国(しようこく),地鶏(じどり),尾曳(おひき),蓑曳(みのひき),黒柏(くろかしわ),鶉尾(うずらお),比内鶏(ひないどり)(イラスト),地頭鶏(じとつこ),烏骨鶏(うこつけい),チャボ(矮鶏)(イラスト)があるが,蓑羽と尾羽が換羽せずに伸びつづけ,8m以上に達する尾長鶏(イラスト)は世界的に有名である。闘鶏用の品種にはシャモ(軍鶏)(イラスト),薩摩鶏(さつまどり),河内奴(かわちやつこ)がある。…

※「烏骨鶏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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