烏銀（読み）うぎん

精選版 日本国語大辞典

う‐ぎん【烏銀】

〘名〙

① 硫黄の煙にあてて黒色にした銀。ふすべ銀。ふそべ銀。いぶし銀。〔重訂本草綱目啓蒙（1847）〕

② (孟郊の詩「答友人贈炭」に「青山白屋有_二仁人_一、贈_レ炭価重双烏銀」とあるところから) 情のこもった尊い炭をいう。

※中華若木詩抄（1520頃）上「烏銀は、炭のこと也」

出典　精選版 日本国語大辞典