為分・仕分(読み)しわける

精選版 日本国語大辞典 「為分・仕分」の意味・読み・例文・類語

し‐わ・ける【為分・仕分】

〘他カ下一〙 しわ・く 〘他カ下二〙 (「し」は動詞「する」の連用形)
① それぞれ区別して物事を行なう。各々の目的や用途に応じて事を行なう。演じ分ける。
※夜の寝覚(1045‐68頃)五「宰相中将、大納言の御方方をも、みな家司・政所などしわけて」
地所財産などをそれぞれに分け与える。
商家で、奉公人などにのれん分けをする。分家させる。
浮世草子・日本永代蔵(1688)三「弟(おとと)を別家に仕分(シわけ)て」
事柄品物などを種類や性質などによって区分する。分類する。類別する。
史記抄(1477)三「於戯なんどを吉凶によりて、別々に何やらうにしわけたぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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