点突然変異(読み)テントツゼンヘンイ

化学辞典 第2版 「点突然変異」の解説

点突然変異
テントツゼンヘンイ
point mutation

DNA上の1塩基変異(置換脱離,挿入).置換の場合,プリンどうしまたはピリミジンどうしの変化を転位(トランジション),プリンとピリミジンの間の変化を転換(トランスバージョン)とよぶ.点変異を有する合成オリゴヌクレオチドを用いることにより,簡単にタンパク質の点変異体を作製できるようになったので,タンパク質の機能解析や性質改変(タンパク質工学)に利用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「点突然変異」の解説

点突然変異

 点変異ともいう.分子遺伝学用語で,遺伝子一つの塩基が変異したもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android