炭鉱労働者(読み)たんこうろうどうしゃ

世界大百科事典(旧版)内の炭鉱労働者の言及

【石炭鉱業】より

…このことは,鉱業労働に固有の,危険で不健康な労働環境と相まって,この産業を当時の社会問題のひとつの焦点たらしめた。他方,こうした労働環境はまた,労働者間の強い連帯を生む要因ともなったので,イギリスに限らず,工業化を経験したほとんどの国で,炭鉱労働者の組合は労働運動の中核的存在となった。【川北 稔】
[石炭生産]
 石炭生産量は,1910年には世界全体で約11億tであったが,第2次大戦後の50年代に急激に伸び,50年の14億tが60年には20億tになっている。…

※「炭鉱労働者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」