炭酸水素カリウム(読み)たんさんすいそカリウム

精選版 日本国語大辞典 「炭酸水素カリウム」の意味・読み・例文・類語

たんさんすいそ‐カリウム【炭酸水素カリウム】

〘名〙 (カリウムKalium) 炭酸カリウム溶液に二酸化炭素を通して得られる無色結晶。化学式 KHCO3 水溶液はややアルカリ性。医薬として利用。重炭酸カリウム。酸性炭酸カリウム。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

化学辞典 第2版 「炭酸水素カリウム」の解説

炭酸水素カリウム
タンサンスイソカリウム
potassium hydrogencarbonate

KHCO3(100.12).炭酸カリウムの飽和水溶液に二酸化炭素を通じると得られる.無色の単斜晶系結晶.密度2.17 g cm-3.水に易溶,エタノールに不溶.200 ℃ で二酸化炭素と水とを失って炭酸カリウムを生じる(純炭酸カリウムの製法).水溶液の性質炭酸水素ナトリウムの場合とよく似ている.純炭酸カリウムの製造農薬膨張剤,緩衝剤などに用いられる.[CAS 298-14-6]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android