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貧しい炭焼きが福分を持った女性との結婚によって財宝を発見して長者になる話。話には初婚型と再婚型がある。初婚型は,妻の教えによって黄金の値打ちを知り,富を得るもので,身分のある娘が占いによって炭焼きに嫁ぐ例が多い。この話は,炭焼藤太の伝説としても各地に伝えられている。津軽藩主の系図の中にも組み込まれている。再婚話は,福分のある妻を追い出したために男は零落して,その妻が再婚した炭焼きが長者になるというものである。産神(うぶがみ)の運定めが初婚の機縁になっている場合が多い。岩手県遠野市の例では,金遣いが荒いために追い出された女房が炭焼きと再婚して長者になる。そこに乞食になった先夫が訪ねてくる。哀れに思った女房は先夫を下男として家に置いてやったと語っている。《大和物語》や《今昔物語集》に類話がある。中国や朝鮮にも同様の筋を持った話がある。伝播に関しては,鍛冶師などの関与があったかと考えられている。
執筆者:常光 徹
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