炬火(読み)こか

精選版 日本国語大辞典 「炬火」の意味・読み・例文・類語

こ‐か ‥クヮ【炬火】

〘名〙 (「炬」は、かかげる火の意) 薪を束ねて立てて火を点じ、灯火とするもの。また、その係の者。たてあかし。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※中右記‐大治四年(1129)七月一五日「炬火十二人」

きょ‐か ‥クヮ【炬火】

〘名〙 松明(たいまつ)。かがりび。炬燭(きょしょく)
※菅家文草(900頃)四・堯譲章「述曰、堯帝挙炬火浸灌之喩、将天下於許由」 〔儀礼‐士昏礼注〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「炬火」の意味・読み・例文・類語

こ‐か〔‐クワ〕【×炬火】

たいまつの火。また、かがり火。きょか。

きょ‐か〔‐クワ〕【×炬火】

たいまつ。かがり火。こか。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ボソン

ボース統計に従う粒子。ボース粒子ともいう。スピンが整数の素粒子や複合粒子はボソンであり,光子,すべての中間子,および偶数個の核子からなる原子核などがその例である。またフォノンやプラズモンのような準粒子...

ボソンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android