灯台草(読み)とうだいぐさ

精選版 日本国語大辞典 「灯台草」の意味・読み・例文・類語

とうだい‐ぐさ【灯台草】

〘名〙 トウダイグサ科の二年草。高さ約三〇センチメートル。茎を切ると白い乳液が出、触れるとかぶれる。茎の上部には大きな葉が五枚輪生状につく。葉身はへら形または倒卵形で縁に細鋸歯(きょし)がある。春、枝先に苞の変化した黄緑色でつぼ形の小穂をつける。形が昔の灯架に似ていることからの名。漢名沢漆。すずふりばな。とうだいそう。《季・春》 〔易林本節用集(1597)〕

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デジタル大辞泉 「灯台草」の意味・読み・例文・類語

とうだい‐ぐさ【灯台草】

トウダイグサ科の越年草道端に生え、高さ25~35センチ。茎を切ると乳白色の汁が出る。茎頂に葉を輪生し、その上部に柄を伸ばし、春、黄緑色の1個の雌花と数個の雄花とをつけ、一つの花のように見える。有毒。すずふりばな。 春》
トウダイグサ科の双子葉植物総称。主に熱帯地方に分布し、約6300種がある。多くは花びらがなく、茎や葉を切ると白い乳液を出す。トウダイグサ・ノウルシニシキソウアカメガシワアブラギリトウゴマなどが含まれる。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「灯台草」の解説

灯台草 (トウダイグサ・トウダイソウ)

学名Euphorbia helioscopia
植物。トウダイグサ科の越年草,薬用植物

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