火糞・㸅(読み)ほくそ

精選版 日本国語大辞典 「火糞・㸅」の意味・読み・例文・類語

ほ‐くそ【火糞・㸅】

〘名〙
① ろうそくの燃え殻(がら)。ほそくず。ほすい。
新撰字鏡(898‐901頃)「㸅 燭余也 保久曾 又保須比」
② 火の粉。
慶長見聞集(1614)八「武蔵江戸にあたり大火事見えたり。ほくそ飛て」
※敦忠集(平安中)「かねの火打をほくそにして布おしすりたる袋に」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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