火灯形・瓦灯形(読み)かとうがた

精選版 日本国語大辞典 「火灯形・瓦灯形」の意味・読み・例文・類語

かとう‐がた クヮトウ‥【火灯形・瓦灯形】

〘名〙 (「がとうがた」とも) 火灯のように山形にした裾開きの形状。古くは牙象形(げしょうがた)という。袴腰(はかまごし)、または、将棋の駒のような形をいう。
評判記色道大鏡(1678)三「顔(ひたい)のとりやうは、丸(まる)きにしくはなし。〈略〉瓦燈(クトウ)がた・袴(はかま)ごし、かたく是を制す」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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