火串(読み)ホグシ

デジタル大辞泉 「火串」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ぐし【火串】

火をつけた松明たいまつを挟んで地に立てる木。夏の夜、これに鹿などの近寄るのを待って射取る。 夏》
のろしの台の上に立て、柴などをかけるくい。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「火串」の意味・読み・例文・類語

ほ‐ぐし【火串】

〘名〙
① 篝(かがり)などの灯火を固定させるための串。《季・夏》
※栄花(1028‐92頃)歌合五月闇くしにかくるともし火のうしろめたくや鹿は見るらん」
② 柴などをかけるためにのろしの台の上に立てるくい。〔十巻本和名抄(934頃)〕

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