火の見梯子(読み)ヒノミバシゴ

デジタル大辞泉 「火の見梯子」の意味・読み・例文・類語

ひのみ‐ばしご【火の見×梯子】

火災を発見するために設けた梯子頂上半鐘をつるし、打ち鳴らして火災を知らせた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の火の見梯子の言及

【火の見櫓】より

…定火消の櫓には昼夜の別なく2人の見張番が立ち,火災を発見するとつるした太鼓を打ち鳴らしたが,大名火消は板木(はんぎ),町方は半鐘であった。享保年間(1716‐36)には10町に一つずつ火の見櫓が設けられ,櫓のない町には自身番屋の上に火の見梯子が設けられた。防火策として火の見櫓は画期的なものではあったが,たとえ町方が先に火災を発見しても,定火消の太鼓が鳴らぬかぎり,半鐘を鳴らすことは許されなかったという。…

※「火の見梯子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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