火の気(読み)ほのけ

精選版 日本国語大辞典 「火の気」の意味・読み・例文・類語

ほ【火】 の 気(け)

ひのけ。火気(かき)。また、けむり。ほけ。
神楽歌(9C後)明星・湯立歌「〈本〉伊勢志摩あまのとねらが 焚く保乃介(ホノけ) おけおけ」

ひ【火】 の 気(け)

火のあたたかみ。また、単に火。火気(かき)
曾丹集(11C初か)「かまど山雪はひまなく降りしけど火のけを近みたまらざりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「火の気」の意味・読み・例文・類語

ひ‐の‐け【火の気】

火のあること。火のある気配。また、火の暖かみ。「火の気のない場所から出火する」「寒いので火の気が欲しい」
[類語]ほのおほむら火炎かえん光炎こうえん紅炎こうえん火柱ひばしら火先ほさき火気種火火種口火発火点火着火火付き火加減火持ち残り火おき燠火おきび埋み火炭火火の粉火花火玉花火焚き火迎え火送り火野火

ほ‐の‐け【火の気】

ひのけ。また、けむり。
「伊勢志摩の海人あま刀禰とねらが焚く―」〈神楽・湯立歌〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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