灘の塩屋(読み)なだのしおや

精選版 日本国語大辞典 「灘の塩屋」の意味・読み・例文・類語

なだ【灘】 の 塩屋(しおや)

灘のあたりにある、塩を焼く家。
六百番歌合(1193頃)春下・六番「春の日は灘の塩屋の海士人もいとまありてや暮らしわぶぬらん〈藤原家隆〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「灘の塩屋」の意味・読み・例文・類語

なだ‐の‐しおや〔‐しほや〕【×灘の塩屋】

摂津国のあたりで塩をつくる家。
「いまさらに住みうしとてもいかならむ―の夕暮の空」〈新古今・雑中〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android