濾胞上皮細胞(読み)ろほうじょうひさいぼう

世界大百科事典(旧版)内の濾胞上皮細胞の言及

【甲状腺】より

…濾胞腔の中にはコロイド(チログロブリン)を蓄える。濾胞上皮細胞において,その基底側に粗面小胞体がよく発達しているが,ここで合成されたタンパク質はゴルジ装置に運ばれ,ここで糖をつけて高分子糖タンパク質である完成したチログロブリンにしてから濾胞腔へ分泌される。濾胞腔の中でチログロブリン分子の中のチロシンにヨウ素がつき,ついでヨードチロシンどうしの間に縮合が起こって,チログロブリン分子の中にチロキシンやトリヨードチロニンができる。…

※「濾胞上皮細胞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」