濃紺(読み)ノウコン

デジタル大辞泉 「濃紺」の意味・読み・例文・類語

のう‐こん【濃紺】

濃い紺色。「濃紺スーツ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「濃紺」の意味・読み・例文・類語

のう‐こん【濃紺】

〘名〙 濃い紺色。
経済要録(1827)一〇「濃紺を染ることは琉球国最も精細を尽せり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

色名がわかる辞典 「濃紺」の解説

のうこん【濃紺】

色名の一つ。濃く深い紺色のこと。濃いあいの色を紺色というが、そのなかでも特に濃い紺色をさす。古くは藍染染物屋紺屋といい、木綿普及とともに染物屋全体の代名詞となった。紺色はそれほどまで日本の庶民に親しみのある色であったため多彩な色合いが生まれた。英名ではネービーブルー(navy blue)の色が近い。インドアイから抽出される色素インジゴの色名として用いられることもあり、濃い色のブルージーンズは濃紺といえる。また「濃紺のスーツ」というように、ビジネススーツではポピュラーな色。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android