澄(漢字)

普及版 字通 「澄(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 15画

(異体字)澂
15画

[字音] チョウ
[字訓] すむ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は登(とう)。〔説文〕に澄を収めず。澂字条十一上に「(す)むなり」、次条の(清)に「(あき)らかなり。澂(す)める水の皃なり」とあって澂・互訓する。漢碑には、澂清の字をみな澄に作る。水の澄清の意より、すべて清澄・透明な状態のものをいう。

[訓義]
1. すむ、水がすむ。
2. きよらか、あきらか。
3. 字はまた澂に作る。

[古辞書の訓]
名義抄〕澄・澂 スム・キヨシ・タタフ

[語系]
澂ding、湛tmは声義近く、湛は〔説文〕十一上に「沒するなり」と訓するが、湛深・深安の意がある。diatも声義近く、〔玉〕に「水澄むなり」とあり、澂は双声の連語

[熟語]
澄意・澄・澄澄瑩・澄・澄淵澄廓澄鑒・澄暉・澄空澄江・澄高澄察・澄酒・澄心・澄清・澄晴澄靖・澄静澄寂・澄泉・澄洗澄鮮・澄爽・澄汰・澄濁・澄澄澹澄湛澄渟・澄・澄天・澄波・澄澄旻・澄碧・澄明・澄朗・澄
[下接語]
淵澄・泓澄・気澄・虚澄・心澄・神澄・清澄・渟澄・天澄・風澄・平澄・明澄・廊澄

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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