潮間(読み)しおかい

精選版 日本国語大辞典 「潮間」の意味・読み・例文・類語

しおかい しほかひ【潮間】

〘名〙 (「潮が間(あい)」の変化した語か) 潮が引いている間。しおま。
催馬楽(7C後‐8C)伊勢の海「伊勢の海の 清き渚に 之保加比(シホカヒ)に なのりそや摘まむ」

しお‐ま しほ‥【潮間】

〘名〙 潮のひいている間。しおがい。
※類従本赤染衛門集(11C中)「和歌の浦のしほまに遊ふ浜千鳥ふみすさふ覧跡なおしみそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「潮間」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐かん〔テウ‐〕【潮間】

海岸の、高潮線低潮線との間。

しお‐がい〔しほがひ〕【潮間】

《「潮があい」の音変化か》潮が引いてから満ちてくるまでの間。しおま。
「伊勢の海の清き渚に―になのりそや摘まむ貝や拾はむや玉や拾はむや」〈催馬楽・伊勢の海〉

しお‐ま〔しほ‐〕【潮間】

潮の引いている間。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android