潮江(読み)うしおえ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「潮江」の意味・わかりやすい解説

潮江
うしおえ

高知市の鏡(かがみ)川河口南岸の地区浦戸(うらど)湾奥部の近世以来の干拓地で、旧潮江村。高知港があり、セメント化学製鋼などの工場地区が臨港地帯に発達し、最近は住宅地化が進展した。西の筆山(潮江山)は近世以来、城下高知の墓地山で、土佐藩山内(やまうち)家の墓所もある。

[大脇保彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の潮江の言及

【高知[市]】より

…播磨屋橋交差点付近の都心地区への通勤,通学,買物などの流入圏域は,高知平野一円,さらにその周辺に及び,県商業販売額の3/4は高知市が占めている。製造業は県出荷額の3割(1995)を高知市が占め,三里(みさと)地区を中心とする浦戸湾南部の造船,臨港地の潮江(うしおえ)地区にはセメント,電気化学,東郊大津地区の食品加工,下知(しもじ)地区には機械,金属などの各種企業がそれぞれ集積している。かつて製紙業などの盛んだった旭地区は,かつてパルプ廃液公害問題も生じ,衰退している。…

※「潮江」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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