普及版 字通 「漬(漢字)」の読み・字形・画数・意味
漬
常用漢字 14画
[字訓] ひたす・つける
[説文解字]
[字形] 形声
声符は責(せき)。責は古く朿(し)声の字であった。〔説文〕十一上に「(ひた)すなり」とあり、水にひたして洗うことをいう。〔史記、貨殖伝〕に「失に漸漬(ぜんし)す」とあり、漸とは次第にしみこんでゆくこと、漬とは十分にひたすことをいう。
[訓義]
1. ひたす、ひたる、つける、水につける。
2. しむ、しみこむ、そめる、うつる。
3. 瘠・(せき)と通じ、病。また獣が死ぬ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕漬 ヒタス・ツク・ツケモノ・ウルフ
[語系]
漬・瘠・dziekは同声。瘠・の義において通用する。
[熟語]
漬汚▶・漬酒▶・漬浸▶・漬漸▶・漬▶・漬梅▶・漬病▶・漬米▶・漬墨▶・漬磨▶
[下接語]
淹漬・含漬・侵漬・水漬・漸漬・沢漬・沈漬・霑漬・漂漬・蜜漬
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報