漢和聯句(読み)かんなれんく

精選版 日本国語大辞典 「漢和聯句」の意味・読み・例文・類語

かんな‐れんく カンワ‥【漢和聯句】

〘名〙 中世、鎌倉時代以後行なわれた連歌俳諧一つ発句五言漢句脇句七七和句で始まる連歌。必ずしも交互に詠まなくてもよい。かんな。かんわれんく。かんわ。⇔和漢聯句(わかんれんく)
康富記‐宝徳三年(1451)九月一三日「漢和聯句、月又雅筵興、康顕〈漢和は和にも韻の字を踏者也〉」

かんわ‐れんく【漢和聯句】

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デジタル大辞泉 「漢和聯句」の意味・読み・例文・類語

かんな‐れんく〔カンワ‐〕【漢和×聯句】

鎌倉時代以後行われた連歌・聯句の一形式。発句を五言の漢詩句で始め、以下和語の句と交互に詠み進めるもの。かんわれんく。→和漢聯句わかんれんく

かんわ‐れんく【漢和×聯句】

かんなれんく(漢和聯句)

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