漆瘡(読み)うるしかぶれ

精選版 日本国語大辞典 「漆瘡」の意味・読み・例文・類語

うるし‐かぶれ【漆瘡】

〘名〙 漆の毒に感じて生じる毒性皮膚炎主成分ウルシオールにより、局部丘疹や小さな水疱が密生する。漆樹類の樹脂漆器などに触れてもできる。うるしまけ。うるしかせ。うるしくい。〔十巻本和名抄(934頃)〕

しっ‐そう ‥サウ【漆瘡】

〘名〙 うるしの毒に感じて生じる皮膚炎。うるしかぶれ。うるしまけ。〔病名彙解(1686)〕

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デジタル大辞泉 「漆瘡」の意味・読み・例文・類語

うるし‐かぶれ【漆×瘡】

ウルシに触れたり接近したりしたときに起こる急性の皮膚炎。赤くはれて湿疹しっしん状となり、かゆみが激しい。うるしまけ。しっそう。

しっ‐そう〔‐サウ〕【漆×瘡】

うるしかぶれ。

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